子育てパパのブログ日記（Blog・Trek）

2005.06.18 Saturday 　　

子供の命を守る

　文部科学省は、省庁の中では最低の省庁だと聞かされたことがあります。
　日教組との対決のみが長年の主な活動で、大きな利権も持たず、職員も鼻が利かないと言うことでしょうか。
　せいぜい教育用コンピュータを全国の学校にレンタルする会社を旧通産省と設立して、天下り口を作っている程度かな。
　文部科学省を一番ダメだと感じたのは「付属池田小学校での児童殺傷事件」後、全国的に警備員を配置できなかったことです。
　もちろん学校設置者である地方自治体の責任でもあるのだけれど、子供は国の宝ですから、あれほどの事件の後なら、文部科学省主導で全国３万の学校に警備員を配置するぐらいの施策を打ち出せないとは情けない限りです。
　当時深刻な雇用状況でしたから、雇用対策としても３万人の雇用創出効果が上がったはずです。
　現在、一部自治体でシルバー人材センターから門衛さんを雇用したり、警察OBを警備に当てているぐらいで、教員に防犯対策の研修を実施して、教師に警備まで負わせています。これでは、生徒のお世話をするヒマがありません。
　さらに地域との協力・連携とか言って、PTA等に警備の責任を押っつける有様です。
　公務員削減に逆行するというなら、学校の警備を民間に委託すれば経費も必ず安く済みます。
文部科学省の人間には「子供の命と安全を第一に」などと発言する資格はありません。　
　２人の子供が小学校に通う状況ですが、心許ない限りです。

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　教育問題記事リンク　

「女王の教室」で”起立、礼、着席”
「女王の教室」論争って？
日経新聞の教育問題を読んで
学力低下
中山文科相が開会式で野球留学批判―自分を生かすとは？

｢｢｢｢｢｢｢｢｢｢｢｢　ついつい怒ってしまう記事リンク　｣｣｣｣｣｣｣｣｣｣｣｣｣｣｣
菊間アナと、「ヤミ専従」と、ユニセフからピンハネした「経済産業省」
　阪神淡路大震災と「アスベスト」
　菊間アナと、日航機の８２００ｍ緊急降下事故
　ＪＲ福知山線脱線事故総括
　大阪市ヤミ専従への甘い対応～菊間アナ問題と比較
　悪徳リフォーム許すまじ！明治安田生命保険も！
　気になるニンテンドーDSのCM
　許せない引率教諭－富山の小１遺体で発見
　小矢部市の小１水死事件と、菊間アナ未成年飲酒事件

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2005.06.18 Saturday 　　

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公務員の仕事(現役公務員の情報発信№２)

　ヤミ専従や厚遇問題でゆれる公務員の世界。
　公務員の世界は国の機関、県庁、市役所、各種出先機関、学校、公立病院や自衛隊、警察など広範囲に渡り、一生懸命こつこつと仕事する方が大半であります。
　労働組合（正確には職員団体と言います）の組織率は３割とも言われ、残りの職員は、労使間のなれ合いのもとできあがった条件・状況に巻き込まれて働いているだけです。
　大阪市の職員でも、スーツが欲しいと思って受け取っている職員より、もらえることになっているから受領している職員が多いのではないかと推察します。（ただし、スーツの支給は、組合にとっては、職員の処遇向上という「手柄」を取ったことになります。）

　さて、２０から３０年前は公務員と言えば安月給の代名詞でした。
　そのころの公務員は「安月給でこれだけ働いているのだから」という気持ちがあったことは間違いなく、そこに気持ちのスキが生じて「チョットぐらい良い目してもバチは当たらない」などと考えてしまったような気がします。
　公務員は自律精神がないかと問われれば、このあたりから「仕事に対する誇り」と「心のヤミ」のバランスが崩れはじめたのだと思います。
　また、バブル時代には民間ばかり良い思いして、公務員は、なにか置き去りになっているような疎外感・勘違いもありました。
　どんなにすばらしい人間でも、心に隙が生じると、あとは低きに流れる水のごとしです。
　また、公務員の仕事が生産的でないこと、プラス思考の仕事ではなくマイナス思考の仕事であることも、公務員のモチベーションを下げている気がいたします。
　私の机にも、次から次へと書類がまわってきて、調査や統計に振り回されています

　省資源等、環境関係の調査では、再生紙を昨年度は何枚購入したかとか、間伐材を利用した鉛筆を何本買ったか、再生プラスチックを使ったボールペンを何本使ったかなどという、調査がやたらとまわってきます。趣旨は立派でも、やってることは本筋をはずれているような気がいたします。
　なにかを作り上げて、人様のためになったなぁという達成感

に乏しいので、正直仕事が面白くありません。
　だから「カラ残業」をして良いと思っている訳ではありません。
　このあたりは職員間でも意識に温度差がありまして・・・

　で、大阪のカラ残業の調査結果が報道されました。
　同じ公務員なので、我々のところの問題点を以下に記します。
１　超勤手当を平等に配分しろと言う一派がいること。
　毎月のように、給与データを調べて、他の職員と超勤時間数に違いがないか確かめる輩がおります。かれらは職員団体に属しており「身分超勤」なる言葉を用いて、超勤は平等に配分しろと主張します。

２　出勤簿制度のもとで、超勤は本人の申し出制である。
　超勤は、自分の仕事の進み具合で判断して行っており、上司から命じられる状況ではないのです。
　また、我が職場は、タイムレコーダーがあるわけでもなく、月末に自己申告する方式が多いようです。
　裏返しますと、仕事が遅いヤツ、仕事のできないヤツに多くの超勤が回されることも生じます。こうなると先ほどの「平等論」も生き返ってくるのかなぁ・・・

３　カラ残業と、サービス残業はコインの裏表
　超過勤務手当の予算の範囲内で、超勤することになっています。
予算より超過勤務することが少なくても、予算は配分してしまいます→カラ残業。予算を超えれば、サービス残業です。
結構キツイ部署に当たると、驚くほどサービス残業を余儀なくされます。
　このような、硬直した旧態依然の制度の中で、頭の古い公務員が働いていると、カラ残業やヤミ専従のような情けないことが起こってしまうのです

。

　役所でもすばらしい仕事を進めているところがあります。
東京都墨田区の雨水活用についてです。
　７月８日付読売新聞解説のページに「雨とのつき合い方」として墨田区地域振興部環境対策担当　村瀬誠さんのインタビューが載っています。
　墨田区の雨水利用は、知る人ぞ知るという感じで、私も以前、雨水を散水などに活用出来ないかと「雨水タンク」を検索していたら「墨田区役所」がヒットして知りました。
墨田区役所のＨＰには『降った雨のほとんどが地中にしみ込むことができず、一挙に下水道に集中し、下水の逆流を招くいわゆる「都市型洪水」が多発しています。
　また近年では、短時間に100ミリメートルを超えるような「短時間集中豪雨」が頻発し、地下室での死亡事故まで起きています。
　墨田区は、まちから雨を徹底的に排除するのではなく、雨と都市の共生を目指し、雨水の貯留・浸透及び利用に取組んでいます』と記されています。

　こういう事柄に先進的かつ地道に取り組む役所もあるのです。
地域・市民を守る施策を先導してゆく役割こそ役所のすべき仕事だと思います。
　洪水から街を守る。渇水対策を行うという観点から企画・立案され官民で取り組みを進めようとされた隅田区職員に敬意を表します。
　2005年8月1日（月）～7日（日）には、官民あげて「雨水東京国際会議」が墨田区で開催されます。
　会議の趣旨には「今日、世界で11億人もの人が安全な飲み水を確保できていません。また、開発途上国を中心に、都市の渇水と洪水が深刻化しています。安全な飲み水の不足と水資源の枯渇は、将来上流と下流との間で水紛争を招くかもしれません。
　水道の普及が世界の人口の増加スピードに追いつかない、そのような中で今、雨水が、誰もがアクセスできる安全な飲み水の水源として再認識されています。また、雨水の貯留・浸透及び利用が、世界の都市の渇水と洪水対策として注目されています。
　そこで、雨水東京国際会議では、国際河川を多く抱え、水戦争が危惧されているアジアに焦点を当て、世界の雨水ネットワークでアジアの水危機と水戦争を打開する道を探ります。」とされています。
盛会をお祈りいたします。

　つづく。

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　教育問題記事リンク　

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