子育てパパのブログ日記（Blog・Trek） | 村上ファンドVs阪神タイガース。村上氏は仁義を知らない！

2005.10.12 Wednesday 　　

村上ファンドVs阪神タイガース。村上氏は仁義を知らない！

　「ＭＡＣアセットマネジメント」の村上世彰氏と、阪神電鉄の西川社長が１１日会談しましたね。
　会談後、村上氏は４５分に渡って記者会見し、ファンの意見を聞いて、３分の１が反対したら上場しないなどと、ファンの意向を汲むことを長々と述べられた。
　巨人ナベツネの「監督の人事異動」発言や、一場投手獲得に絡む裏金事件を引き合いに、球界の改革や経営の透明化など村上氏の持論についても長々と語ってました。

　小生、関西在住ながら巨人ファンなので、ある種第三者的に、この件を眺めているけど「タイガース上場」の是非や、村上氏の経営論の善し悪しはさておき、事を起こした時期が最悪であります。
　関西では、パリーグのプレーオフより、村上ファンドVs阪神タイガースに話題が集中して、ロッテとソフトバンクには気の毒な状況です。

　日本シリーズや、パリーグのプレーオフ等、ポストシーズンゲームにかかるこのタイミングは、球界では最も大切な時期で、他に気を逸らすような事を起こさないことは球界の仁義であります。

　何でもありに見える巨人でさえ、プレーオフなどの日程を考え合わせて、原監督の就任会見をセットしたのだから・・・・。

　野球界の仁義を無視した村上氏には、「最悪のタイミング」を選んで球界に土足で入り込んできた感を抱きます。
　お葬式に、白いスーツに赤いネクタイを締めて参列するぐらい、礼を欠く行動であります。

　だから、球団経営の透明化などいくら正論を述べても、誰も聞く耳を持てない。
　１００歩譲って、阪神ファンの声を聞くとしても、結果は同じ。

　この件について関西ローカルのニュース番組で取り上げられたときに、コメンテーターとして阪神ファンである経済学の大学教授が出演していて「村上は、今大阪を歩いたらえらい目に遭うで」と恐い顔してコメントしていました。
　経済学の先生でさえ、経済論より「タイガース」を優先させている。
　これが、関西の阪神ファンの現実の姿であります。
　「村上さん、月夜の晩ばかりや無いで！」と言う状況。

　村上氏が、もし今、道頓堀界隈を歩いたら本当に阪神ファンに囲まれて「道頓堀川」に放り込まれると思います。
　少し大袈裟だけど、イラクのバグダッドを、ブッシュが散歩するぐらいの危ない雰囲気です。
　中国でおきた反日暴動みたいに、反村上運動が大阪で起きても驚きません。

　吉本新喜劇のネタで、「邪魔するで～」と言って“やくざ”が飲食店に入ってくると、店員がすかさず「邪魔するんやったら帰って～」と言うギャグがありますが、まさに関西人は村上氏に「邪魔するんやったら帰って」と言いたい気分。
　村上氏は、仁義を切ってから出直していただく必要があるようです。