2005.09.26 Monday ブログをお引っ越ししました。
こちらにお越し下さい。
「愛・地球博」が閉幕。そして「大阪万博」への追憶
@nifty:NEWS@nifty:愛知万博が閉幕…入場2204万人、目標大幅に超える(読売新聞)
小生は、海上の森でオオタカの営巣確認による会場の規模変更や、お祭り色の強い万博を望んだ堺屋太一氏が「地域の意見」との相違を見せて最高顧問を辞任したりした経緯のイメージが悪くて、結局一度も行きませんでした。
そして、小生にとって万博とは「大阪万博」のことで、「愛・地球博」に微妙な感覚があります。
キャンディーズのファンは、ピンク・レディーが好きでない・・見たいな感じかな。
古き良き時代への未練もあるかも知れません。
1970年3月15日〜9月13日まで、大阪千里丘陵(約350ha)で183日間にわたって開催された「大阪万博」は凄かった。
「愛・地球博」の3倍近い6422万人が参加した「大阪万博」では、みんな浮かれてました。
1973年のオイル・ショックを予想も出来るはずもなく、我が国の「高度成長」に酔いしれていた感じです。
小学生だった小生には、東京ドームみたいな「アメリカ館」や、赤と白の尖った巻き貝のような「ソ連館」をはじめ、総てが未来的で、夢の世界のようでした。
「みどり館」のアストラマ(360度全天周スクリーン映像)なんかは、その後の博覧会やイベントでもよく見かけますが「二番煎じ」にしか見えない。
個人的には「ロボット館」が好きだったなぁ。
遠足で行ったときは、「アメリカ館」で月の石を見た。
友達は、みんな何回万博に行ったかを自慢して、帽子にパビリオンで配付されるピンバッジをいくつも誇らしげに付けていました。
小生は、「カナダ館」のピンバッジが好きでした。
リピーターなる言葉がない時代に、友人達はリピーターの先駆者をしていたことになります。
ところで、「愛・地球博」と「大阪万博」には、妙なリンクを感じることがあります。
【政治の世界】
大阪万博直前の1969年12月29日に行われた総選挙で、佐藤榮作総理の自民党が288議席獲得しています。
「愛・地球博」の今年は、小泉総理の自民党が296議席を獲得。
自民党がいずれも大勝です。
【国内人口】
大阪万博の昭和45年には、総理府が人口1億人突破と発表(総人口1億466万5171人)。
一方、今年厚生労働省が発表した人口動態統計(速報)によると、「2007年から人口減少が始まるとする政府の予想より早く、今年から人口減少が始まる可能性もある」としている。
人口が1億人突破した「大阪万博」時代と、人口減少が始まった「愛・地球博」の今年は、非常に対照的です。
【国際】
大阪万博の年に「核拡散防止条約調印」していますが、「愛・地球博」の今にいたっても北朝鮮の核問題に焦点が当たっているとは、大阪万博のテーマ「人類の進歩と調和」が泣いています。
【環境】
大阪万博の昭和45年には、「チクロ入り粉末ジュースなど販売禁止」「光化学スモッグの発生」「スモンの全国実態調査結果を厚生省が発表」「田子ノ浦ヘドロ公害追放抗議集会開催」「瀬戸内海の魚から高濃度の水銀を検出」など高度経済成長の負の面として公害問題がクローズアップされていました。
今回の愛・地球博(愛知万博)のメインテーマは「自然の叡智(えいち)」
サブテーマの1つは「循環型社会」
「愛・地球博」は、自然界の知恵を学ぶと同時に、自然を尊重し文明と共存することを提案しています。
2つの万博の間に人類が「自然の叡智」に気づいたと言うことでしょうか。
【世相】
「高度経済成長」の終焉が近づきつつあった大阪万博の昭和45年には、「三無主義」「しらける」などの言葉が流行し、日航「よど号」ハイジャック事件や、作家の三島由紀夫が東京・市ヶ谷の陸上自衛隊東部方面総監部で割腹自殺した年です。
渋谷のコイン・ロッカーに嬰児の死体が発見された事件も大阪万博の昭和45年でした。
景気の踊り場脱却が言われる今日ですが、JR福知山線脱線事故、JALの連続不祥事、少年犯罪の多発など、世相はどんどん暗澹としてきたようです。
とにかく「自然の叡智」を掲げた「愛・地球博」が盛況だったことは結構なことです。
そして、岡本太郎氏の「太陽の塔」みたいに「明るく元気な日本」に戻りたいものであります。
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121か国と四つの国際機関が参加し、半年間にわたって開かれてきた「愛・地球博」(愛知万博)が25日、閉幕した。 「自然の叡智(えいち)」をテーマに掲げた21世紀初の国際博覧会には、目標の1500万人を大幅に上回る約2200万人が入場。「環境」をキーワードにした展示やイベントに加え、市民参加や自然体感といった新しい試みも積極的に繰り広げられ、これからの万博のあり方を提示した。(略) 国内では、大阪万博以来35年ぶりの大規模博となった愛知万博は、地元の海上(かいしょ)の森(愛知県瀬戸市)でオオタカの営巣が確認され、大幅な会場変更を迫られたのをきっかけに、「環境」を前面に押し出した。自然に出来るだけ手を加えず、環境保全の技術を駆使した会場設営が行われた。内外約100の民間団体が参加、延べ10万人を超えるボランティアが運営に携わるなど、市民参加も特徴となった。(略) [読売新聞社:2005年09月26日02時06分]「愛・地球博」が、閉幕しました。
小生は、海上の森でオオタカの営巣確認による会場の規模変更や、お祭り色の強い万博を望んだ堺屋太一氏が「地域の意見」との相違を見せて最高顧問を辞任したりした経緯のイメージが悪くて、結局一度も行きませんでした。
そして、小生にとって万博とは「大阪万博」のことで、「愛・地球博」に微妙な感覚があります。
キャンディーズのファンは、ピンク・レディーが好きでない・・見たいな感じかな。
古き良き時代への未練もあるかも知れません。
1970年3月15日〜9月13日まで、大阪千里丘陵(約350ha)で183日間にわたって開催された「大阪万博」は凄かった。
「愛・地球博」の3倍近い6422万人が参加した「大阪万博」では、みんな浮かれてました。
1973年のオイル・ショックを予想も出来るはずもなく、我が国の「高度成長」に酔いしれていた感じです。
小学生だった小生には、東京ドームみたいな「アメリカ館」や、赤と白の尖った巻き貝のような「ソ連館」をはじめ、総てが未来的で、夢の世界のようでした。
「みどり館」のアストラマ(360度全天周スクリーン映像)なんかは、その後の博覧会やイベントでもよく見かけますが「二番煎じ」にしか見えない。
個人的には「ロボット館」が好きだったなぁ。
遠足で行ったときは、「アメリカ館」で月の石を見た。
友達は、みんな何回万博に行ったかを自慢して、帽子にパビリオンで配付されるピンバッジをいくつも誇らしげに付けていました。
小生は、「カナダ館」のピンバッジが好きでした。
リピーターなる言葉がない時代に、友人達はリピーターの先駆者をしていたことになります。
ところで、「愛・地球博」と「大阪万博」には、妙なリンクを感じることがあります。
【政治の世界】
大阪万博直前の1969年12月29日に行われた総選挙で、佐藤榮作総理の自民党が288議席獲得しています。
「愛・地球博」の今年は、小泉総理の自民党が296議席を獲得。
自民党がいずれも大勝です。
【国内人口】
大阪万博の昭和45年には、総理府が人口1億人突破と発表(総人口1億466万5171人)。
一方、今年厚生労働省が発表した人口動態統計(速報)によると、「2007年から人口減少が始まるとする政府の予想より早く、今年から人口減少が始まる可能性もある」としている。
人口が1億人突破した「大阪万博」時代と、人口減少が始まった「愛・地球博」の今年は、非常に対照的です。
【国際】
大阪万博の年に「核拡散防止条約調印」していますが、「愛・地球博」の今にいたっても北朝鮮の核問題に焦点が当たっているとは、大阪万博のテーマ「人類の進歩と調和」が泣いています。
【環境】
大阪万博の昭和45年には、「チクロ入り粉末ジュースなど販売禁止」「光化学スモッグの発生」「スモンの全国実態調査結果を厚生省が発表」「田子ノ浦ヘドロ公害追放抗議集会開催」「瀬戸内海の魚から高濃度の水銀を検出」など高度経済成長の負の面として公害問題がクローズアップされていました。
今回の愛・地球博(愛知万博)のメインテーマは「自然の叡智(えいち)」
サブテーマの1つは「循環型社会」
「愛・地球博」は、自然界の知恵を学ぶと同時に、自然を尊重し文明と共存することを提案しています。
2つの万博の間に人類が「自然の叡智」に気づいたと言うことでしょうか。
【世相】
「高度経済成長」の終焉が近づきつつあった大阪万博の昭和45年には、「三無主義」「しらける」などの言葉が流行し、日航「よど号」ハイジャック事件や、作家の三島由紀夫が東京・市ヶ谷の陸上自衛隊東部方面総監部で割腹自殺した年です。
渋谷のコイン・ロッカーに嬰児の死体が発見された事件も大阪万博の昭和45年でした。
景気の踊り場脱却が言われる今日ですが、JR福知山線脱線事故、JALの連続不祥事、少年犯罪の多発など、世相はどんどん暗澹としてきたようです。
とにかく「自然の叡智」を掲げた「愛・地球博」が盛況だったことは結構なことです。
そして、岡本太郎氏の「太陽の塔」みたいに「明るく元気な日本」に戻りたいものであります。
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