2005.09.16 Friday ブログをお引っ越ししました。
こちらにお越し下さい。
総選挙結果分析、ポスト小泉
FujiSankei Business i. 総合 (2005/9/13)
ポスト小泉として、メディアでは
・安倍晋三幹事長代理(50)
・谷垣禎一財務相(60)
・麻生太郎総務相(64)
・与謝野馨政調会長(66)
・福田康夫元官房長官(69)
・小池百合子環境相(53)
らの名前が挙がっていますね。
●安倍晋三氏待望論が大きいようですが、個性のキツイ小泉総理に比べてソフトなイメージが先行しますが、思想的には小泉総理よりもが右よりで、結構ハードなので、巨大与党時代の総裁としては正直なところ不安です。
しかし、拉致問題が小泉訪朝などでクローズアップされる前から真摯に取り組み、被害家族から信頼を受けていたあたりに、誠実さを感じさせられます。
●谷垣禎一財務相は、池田勇人、大平正芳、鈴木善幸、宮澤喜一、河野洋平と5人の自民党総裁経験者を輩出した宏池会・旧小里派に属し、スマートな政策通に見えます。
しかし、先日の会見で、増税路線は理解を得られたのかとの質問に対して「所得税、住民税の定率減税存廃については、流れはそういう(廃止の)方向にある」「かなり多くの国民の間に、どこかで増税も必要なのではないかという気持ちも、(支持の)背景にはあったと感じている」と発言された様子を見ますと、小生の邪推かもしれませんが財務官僚のシナリオに乗ってしまっているような気がして、小泉総理の意志の強さと比べると見劣りするような気がいたしました。
●麻生太郎総務相は、企業経営者ですから経済には強さがあるとは思いますが、正直なところ小生には未知数です。
ただし、今回の解散に署名する際の閣議で、解散に反対し小泉総理と直談判してから署名したあたりは反骨精神もうかがえて、骨があるような気もします。
しかしながら、物言いが率直すぎるきらいがあります。
ハッキリものをおっしゃるから痛快なのですが、総理・総裁の立場に立つと、口が災いするかもしれません。
●与謝野馨政調会長は、地味ですが政策通として知られているそうですね。
都市部で逆風を受けた時代に落選も経験した苦労人という感じ。
ただし、華がないと言うか、トップに立つタイプには今のところ見えませんね。
政権に不測の事態が起きたときのワンポイントリリーフならあり得るかな。
●福田康夫元官房長官は、言わずとしれた福田元総理のご子息。
拉致問題で小泉総理と意見が相違し、内閣を去ったとされますが、手堅さではトップクラスでしょうか。
福田元総理の書生・秘書だった小泉総理の意中の人は、この人であるような気がするのすが・・・。
外交問題でも、比較的ニュートラルで、小泉総理のあとの調整機能が働くような気がします。
●小池百合子環境相は、まだステップを踏む必要があるとは思うけど、元キャスターだけに口が達者。
中東問題の専門家でもあり、間口の広さを持ち合わせている。
先日、テレビ朝日の「ワイド!スクランブル」に中継で出演したとき、スタジオにいたゲストの浜田幸一元衆院議員と議論になり、浜田氏が小池氏に「うすらバカ」と言うと、小池氏は「何と言ったのですか。もう一度言ってください」と言い返し、浜田氏は「うすらバカって言ったんだよ」と応酬する場面があった。
ハマコー相手に余裕で“ケンカ”するとは腰が据わってる。
総選挙で小林興起氏の選挙区(東京10区)に、国替えが決まったときも、小林興起氏を「パーティーで、環境ばかりでは経済は成り立たないと面罵(めんば)されたことがある」とチクリと攻撃したあたりも小池百合子氏の気の強さがうかがえる。
ヒラリー・クリントンタイプかな。
●この他、志帥会(旧亀井派)が崩壊状態で、亀井氏、平沼氏が自民党公認を受けられなかったことから、新たに伊吹派に衣替えした派閥のNo2に浮上した中川昭一経済産業大臣(52)あたりも今後党内で影響力を強めそうな気がいたします。
▼番外編ですが、総理大臣になりたい気持ちが一番滲み出ている人と言えば「平沼赳夫・前経済産業相」
解散前には「新党構想」を掲げながら、国民新党へも、新党日本にも入らず無所属で選挙を戦い、当選直後には、党本部の除名方針に対して「自民党に尽くしてきた。総合的に判断すべきだと思う」と除名方針の撤回に期待をにじませていた。
復党を期待しながら、9月14日には、「刺客を立てた人に入れる気持ちはない」と特別国会での首相指名選挙で小泉首相への投票を否定する発言をしてしまった。
さすがに誰かがいさめたのか、一夜明けた15日には、「今はまだ(自民党岡山)県連会長だ。衆院選では、自民党県議団が一致結束応援してくれた。県連の皆さんの気持ちを考えると、私憤にかられて(投票を)やるべきではない」と述べ、小泉首相(自民党総裁)に投票する考えを示したとのこと。
「新党構想」をブチあげたり、選挙後には造反組で会派結成を目指したり、復党狙いしたり節操がない。
これでは、一国を任せるには心許ない。
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∬∬∬∬∬∬∬ 公務員問題関連記事リンク ∬∬∬∬∬∬∬
「ニート支援予算」文部科学省と厚生労働省が縦割り要求
ドラフト会議と「キャリア官僚」を産む国家公務員の採用制度
大阪市労組の「ヤミ駐車」と「ヤミ専従」のルーツ
修学旅行中に「飲食接待」を受けた中学教諭を懲戒免職
「女王の教室」最終回視聴率25.3%、そして労基署職員の暴言
札幌市の小学校教諭が組織的な「ヤミ専従」
大阪市ヤミ専従問題の元凶、通称ながら条例改正へ
総選挙街頭演説に勤務時間中の弘前市職員が100人も、喝!
首相表明 「ポスト小泉」候補を積極登用、特別国会後に内閣改造 2005/9/13 小泉純一郎首相(自民党総裁)は十二日、党本部で記者会見し、特別国会閉幕後に内閣改造・党役員人事に踏み切る意向を表明。「わたしの後の総理総裁に意欲を持っている人に活躍の場を与えたい」と述べ、改革路線を支持する「ポスト小泉」候補を積極登用する方針を明らかにするとともに、・・・(以下略)
ポスト小泉として、メディアでは
・安倍晋三幹事長代理(50)
・谷垣禎一財務相(60)
・麻生太郎総務相(64)
・与謝野馨政調会長(66)
・福田康夫元官房長官(69)
・小池百合子環境相(53)
らの名前が挙がっていますね。
●安倍晋三氏待望論が大きいようですが、個性のキツイ小泉総理に比べてソフトなイメージが先行しますが、思想的には小泉総理よりもが右よりで、結構ハードなので、巨大与党時代の総裁としては正直なところ不安です。
しかし、拉致問題が小泉訪朝などでクローズアップされる前から真摯に取り組み、被害家族から信頼を受けていたあたりに、誠実さを感じさせられます。
●谷垣禎一財務相は、池田勇人、大平正芳、鈴木善幸、宮澤喜一、河野洋平と5人の自民党総裁経験者を輩出した宏池会・旧小里派に属し、スマートな政策通に見えます。
しかし、先日の会見で、増税路線は理解を得られたのかとの質問に対して「所得税、住民税の定率減税存廃については、流れはそういう(廃止の)方向にある」「かなり多くの国民の間に、どこかで増税も必要なのではないかという気持ちも、(支持の)背景にはあったと感じている」と発言された様子を見ますと、小生の邪推かもしれませんが財務官僚のシナリオに乗ってしまっているような気がして、小泉総理の意志の強さと比べると見劣りするような気がいたしました。
●麻生太郎総務相は、企業経営者ですから経済には強さがあるとは思いますが、正直なところ小生には未知数です。
ただし、今回の解散に署名する際の閣議で、解散に反対し小泉総理と直談判してから署名したあたりは反骨精神もうかがえて、骨があるような気もします。
しかしながら、物言いが率直すぎるきらいがあります。
ハッキリものをおっしゃるから痛快なのですが、総理・総裁の立場に立つと、口が災いするかもしれません。
●与謝野馨政調会長は、地味ですが政策通として知られているそうですね。
都市部で逆風を受けた時代に落選も経験した苦労人という感じ。
ただし、華がないと言うか、トップに立つタイプには今のところ見えませんね。
政権に不測の事態が起きたときのワンポイントリリーフならあり得るかな。
●福田康夫元官房長官は、言わずとしれた福田元総理のご子息。
拉致問題で小泉総理と意見が相違し、内閣を去ったとされますが、手堅さではトップクラスでしょうか。
福田元総理の書生・秘書だった小泉総理の意中の人は、この人であるような気がするのすが・・・。
外交問題でも、比較的ニュートラルで、小泉総理のあとの調整機能が働くような気がします。
●小池百合子環境相は、まだステップを踏む必要があるとは思うけど、元キャスターだけに口が達者。
中東問題の専門家でもあり、間口の広さを持ち合わせている。
先日、テレビ朝日の「ワイド!スクランブル」に中継で出演したとき、スタジオにいたゲストの浜田幸一元衆院議員と議論になり、浜田氏が小池氏に「うすらバカ」と言うと、小池氏は「何と言ったのですか。もう一度言ってください」と言い返し、浜田氏は「うすらバカって言ったんだよ」と応酬する場面があった。
ハマコー相手に余裕で“ケンカ”するとは腰が据わってる。
総選挙で小林興起氏の選挙区(東京10区)に、国替えが決まったときも、小林興起氏を「パーティーで、環境ばかりでは経済は成り立たないと面罵(めんば)されたことがある」とチクリと攻撃したあたりも小池百合子氏の気の強さがうかがえる。
ヒラリー・クリントンタイプかな。
●この他、志帥会(旧亀井派)が崩壊状態で、亀井氏、平沼氏が自民党公認を受けられなかったことから、新たに伊吹派に衣替えした派閥のNo2に浮上した中川昭一経済産業大臣(52)あたりも今後党内で影響力を強めそうな気がいたします。
▼番外編ですが、総理大臣になりたい気持ちが一番滲み出ている人と言えば「平沼赳夫・前経済産業相」
解散前には「新党構想」を掲げながら、国民新党へも、新党日本にも入らず無所属で選挙を戦い、当選直後には、党本部の除名方針に対して「自民党に尽くしてきた。総合的に判断すべきだと思う」と除名方針の撤回に期待をにじませていた。
復党を期待しながら、9月14日には、「刺客を立てた人に入れる気持ちはない」と特別国会での首相指名選挙で小泉首相への投票を否定する発言をしてしまった。
さすがに誰かがいさめたのか、一夜明けた15日には、「今はまだ(自民党岡山)県連会長だ。衆院選では、自民党県議団が一致結束応援してくれた。県連の皆さんの気持ちを考えると、私憤にかられて(投票を)やるべきではない」と述べ、小泉首相(自民党総裁)に投票する考えを示したとのこと。
「新党構想」をブチあげたり、選挙後には造反組で会派結成を目指したり、復党狙いしたり節操がない。
これでは、一国を任せるには心許ない。
【9/20入荷予定】ツインバード 防水液晶テレビ/5型「ザバディ」
「ニート支援予算」文部科学省と厚生労働省が縦割り要求
ドラフト会議と「キャリア官僚」を産む国家公務員の採用制度
大阪市労組の「ヤミ駐車」と「ヤミ専従」のルーツ
修学旅行中に「飲食接待」を受けた中学教諭を懲戒免職
「女王の教室」最終回視聴率25.3%、そして労基署職員の暴言
札幌市の小学校教諭が組織的な「ヤミ専従」
大阪市ヤミ専従問題の元凶、通称ながら条例改正へ
総選挙街頭演説に勤務時間中の弘前市職員が100人も、喝!